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なんだって、ゴールデンウィークなんてものがあるんだ。そんなもの消えてなくなればいいのに。そうしたら、学校だって休みにはならないだろう? ・・・まあ、僕が言えば平日だろうが休日だろうが、簡単に学校は開くんだけどね。今日もそうだ。ゴールデンウィークだって関係ないさ。風紀委員に休みはいらないよってことで、他の奴らは今もいつもと変わらず並盛の秩序の為に見回りをしている。僕? 僕は応接室で仕事をしている真っ最中だ。そう、いつもと変わらず。・・・いや、休日だからいつもと違って学校は静かだ。でも、群れる奴らがいないから清々しいよ、全く。休日、ありがとう。休日・・・・・・か。そういえば今日、は何をしているんだっけ? ・・・そうだ。確か友達の家に遊びに行くって言ってたな。あ、っていうのは、雲雀。僕の妹のこと。すごく純粋で可愛くて、怒りんぼなのにちょっとしたことですぐ泣いてしまうし、身体も細くて(僕がそう言うと、は「何いってんの、太いよ! お兄ちゃんが知らないだけで!」って怒ってた。けど、僕から見たら腕を掴んだだけでぽきっと折れそうだよ)僕が守ってあげなきゃって思うくらいか弱い子。と思いきや、根は強くって芯がしっかりとしてるし、優しい子で、この前なんか迷子になって泣いてた小さい子に―――って。まぁつまりは、僕のとってもとっても大切で可愛くって大切で大切な妹なんだよ。あああ、そんなこと考えてたらのことが心配になってきた。今何してるんだろう。あ、友達の家にいるんだってば。でも大丈夫かな。途中で変な奴とかに絡まれてないかな。僕の目の前でそんなことしたら、そいつを咬み殺すどころかぼっこぼこのぐちゃぐちゃに・・・いや、それじゃ足りないかな。それよりもっともっとぐちゃみそにしてやるんだけどね。でも、僕の知らないところにいたら、すぐに助けに行けないじゃないか! 死ぬ気で助けに行くけど! あああ、こんなことならもここに連れてくればよかった。・・・・・・駄目だ。もしも、もしもこの風紀委員にいる奴らがに手を出したら! まさか、そんな命知らずが存在するとは思えないけど。でもでもでも。可能性はゼロパーセントじゃないし。・・・・・・。兄として、僕が守らなくっちゃ。に悪い虫は一歩も近寄らせないぞ―――――。
―――あれ、そういえば、誰の家に行くって言ってたっけ? うーん思い出せない・・・思い出せないな。・・・・・・。
「お兄ちゃん。今日あたし、友達の家に遊びに行くから」
「・・・誰? 何しに行くの」
「ツナくんだよ。クラスメイトの沢田綱吉くん。・・・なんかね、久しぶりにディーノさんがツナくんの家に泊まりに、イタリアから来るらしいから、あたしも会いに行くの」
「ふうん・・・気をつけてね。僕はこれから学校だから」
「わかったよ。いってらっしゃい」
―――あ。思い出した。
な、なんてことだ。僕としたことが! そんなところを見落としていただなんて! いくら、の為にもの友達関係には口出しをしないと思っていたとしても(あ、もちろん彼氏は別。僕が認めた奴じゃないと許さないっていうかそんな奴いないし。僕以外)、あの金髪の名前が出てきたところで駄目だと言うべきだった!! ・・・あの草食動物は別に大丈夫だろうけど。僕の妹に手を出すほどの勇気はないだろうし。だ、が! あの金髪は駄目だ。あいつは何かとに近づいてくる。絶対何か下心があるはずだ。前に、あいつを咬み殺そうとして屋上へ行ったら、と楽しそうに話をしていて。それからは屋上へ向かう僕に毎日のように「ディーノさんのところへ行くなら、あたしも行く」と言うもんだから、しょうがなく連れて行ったら、僕があいつと戦っている間「・・・ディーノさん、頑張って!」ってやたらとあいつばっかり応援するし。今年の2月なんか、バレンタインには早すぎるくらいのなんでもない日なのに「ディーノさんにあげるの」とマフィンを作ってた。そのマフィンは僕も食べたけど、中がふわふわ柔らかくって美味しかった。は良いお嫁さんになれるね。誰にもやらないけど。・・・・・・まあ、それは置いといて。とにかく、はすぐディーノさん、ディーノさんってあいつのことばっかりだ。あいつといるときは、僕のことなんかお構いなし。あんな金髪で刺青なんかいれてる奴のどこが良いんだ。そんなにはあいつのこと―――――。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(只今フリーズ中。しばらくお待ち下さい)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あれ? ・・・なんか、とてつもなく嫌なことが思い浮かんでしまったような。・・・・・・。まさか、まさかまさか。そんなこと、あるわけないよね。まさかね。そうだよね、ねえ! ・・・・・・・・・・・・・・・。駄目だ。これ以上考えてもしょうがない。。僕の可愛い。
そうしているうちに、いつの間にか日が暮れていて風紀委員たちが帰ってきていた。僕はその報告を聞いたあと、ぼんやりとした頭のまま重い足取りで、学校を後にしていた。
僕の可愛い。僕は君に聞かなければならないことがあるんだ。でも、それはのことを傷つけるかもしれないし、そうでないかもしれない。もしかしたら、泣いちゃうかもしれないね。だけど。このことを確かめなければ、僕はずっともやもやしたままで気がかりできっと夜も眠れないなんてことが毎晩続くんだと思う。僕だけの為じゃない。君の為にも、これはちゃんとお互いに話し合わなければいけないんだよ。・・・ああ、もう家に着いちゃった。なんて聞こうか。あんまり強い言い方しちゃいけないよね。は泣き虫だから。ドアだ。ドアノブだ。開けようか、それともまだ開けないでおこうか。ああ、もうなんか色々と嫌になっちゃった。・・・・・・。・・・もう、いいや。開けちゃおう。
「ただいま」
「あ、お兄ちゃんおかえり」
「・・・(どうしようどうしよう。・・・いいや、言っちゃえよ、もう)あのね、。僕は君に話が」「お誕生日おめでとう!」
「・・・・・・え?」
「あのねお兄ちゃん、今日の夕飯はハンバーグだよ! ・・・お兄ちゃんの欲しいものとか、あたしよく知らないから。でもね、あたし頑張って作ったんだよ!」
「・・・」
全くもう。なんて、可愛い妹なんだろう。
オー、マイ☆シスター
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